Japanese≪  ≫English  

山地災害環境研究分野について

 私たちは京都大学防災研究所地盤災害研究部門に属する研究室の一つとして研究活動を行うとともに,京都大学理学研究科地球惑星科学専攻地球物理学分野の協力講座として大学院生を受け入れ,教育活動を行っています.当研究室では,山地において発生する多様な災害を予知し,被害の防止・軽減をはかるため,(1)野外での調査や観測,(2)室内における実験や試料の分析,(3)コンピュータ上での空間情報の解析 を駆使して災害につながるようなあらゆる地表面プロセスを(I)短時間の物理過程として,また(II)長い年月にわたる地質・地形変化過程の一部として 位置付けた災害環境の研究を進めています.研究テーマは各種の基礎的学問分野の学際的な領域です.関連する諸分野は,地質学,地形学,水文学,自然地理学,砂防学,土木工学,林学,農業土木学,資源工学などです.

当研究室で研究を行うためには

大学院生として当研究室への所属を志望する場合,京都大学理学研究科地球惑星科学専攻地球物理学分野に入学し,下記3人の教員いずれかによる指導を希望すれば,宇治キャンパス防災研究所内にある私達の研究室で大学院生活を送ることができます.当研究室には,地球物理学分野の環境地圏科学分科を担当している王功輝(教授)と松四雄騎(准教授)および、陸水物理学分科を担当している齋藤隆志(助教)が在籍しています.

山地災害環境研究分野では,修士課程,博士課程の学生を募集しています!!!
修士課程の入試説明会は,5-6月に京都および東京で行われています.修士課程入試は例年8月です.
博士後期課程の入試は例年2月(4月入学の場合)です.
詳しくは専攻の入試情報ページをご参照下さい..

担当分科の説明,これまでの入学・卒業実績,学生の研究テーマ等をもっと詳しく!

研究室の年中行事をチェック!

日本学術振興会などによるポストドクターも随時受け入れています.
該当分野で受け入れ先をお探しの方がいらっしゃいましたら,ぜひ松四までご一報下さい.


卒業生の声

山崎新太郎氏(2009.3 博士後期課程修了→北見工業大学 助教→京都大学防災研究所斜面災害研究センター 准教授(現職))

横山修氏(2002.3 修士課程修了→国土防災技術株式会社)

研究室の歴史

山地災害環境分野史
2020(令和2)年5月 教授 王功輝(斜面災害研究センターより転入)
2020(令和2)年3月 千木良雅弘教授定年退職
2011(平成23)年8月 准教授 松四雄騎(採用)
2010 (平成22)年3月 諏訪浩准教授定年退職
1997(平成 9)年2月  教授 千木良雅弘(電力中央研究所より転入)
 助教授 諏訪 浩,助手 齋藤隆志
1996(平成8)年5月 防災研究所の改組により,旧地形土壌災害研究部門,地すべり研究部門,地盤災害研究部門が地盤災害研究部門に統合され,その中に山地災害環境,傾斜地保全,地すべりダイナミクス,地盤防災解析の4研究分野が設置される.

山地災害環境分野 前史 (地形土壌災害研究部門史)
1994(平成 6)年  吉岡助手が富山県立短大に転出
1990(平成 2)年5月 助手 齋藤隆志(採用)
1990(平成 2)年2月 教授 奥西一夫(昇任)
1989(平成元)年1月 助教授 諏訪 浩(昇任)
1988(昭和63)年3月 奥田教授が退職
1975(昭和50)年5月 助教授 奥西一夫(昇任),助手 諏訪 浩(採用) 
1974(昭和49)年11月 金成助手が東京水産大学助教授に転出
1973(昭和48)年11月 助手 吉岡龍馬(教務補佐員より配置換え)
1973(昭和48)年9月 福尾助教授が奈良教育大学教授に転出
1968(昭和43)年1月 夏川技官が退職,技官 横山康二(昇任)
1967(昭和42)年5月 技官 夏川享子(事務補佐員より配置換え)
1967(昭和42)年3月 山根技能員が退職
1964(昭和39)年4月 助手 金成誠一(採用),技術員 横山康二(採用)
1964(昭和39)年1月 教授 奥田節夫(昇任)
1963(昭和38)年10月 技能員 山根征子(採用)
1963(昭和38)年4月 地形土壌災害研究部門新設
 併任教授 速水頌一郎(旧第一部門より配置換え)
 助教授 奥田節夫(岡山大学理学より配置換え;昭和36年10月より宇治川水理実験所併任非常勤講師)  助教授 福尾義昭(理学部より配置換)
 助手 奥西一夫(地すべり研究部門より配置換)
1951(昭和26)年4月 防災研究所の設立(京都大学附置研究所)